なぜANAあきんどで働くのか

Cross Talk#02

事業の中心に立ち、
会社を盛り立てる。
7年目たちの“今”。

キャリア社員クロストーク

  • Member 01

    Member01
    田鍋 公大(2016年入社)
    事業開発部プロジェクト推進チーム所属。工学部空間デザイン学科卒業。入社以来、複数の部署を経験。ANA上海支店への出向、東京五輪・北京冬季五輪の選手輸送を中心にスポーツ団体輸送を担当した。
  • Member 02

    Member02
    加藤 真希(2016年入社)
    地域創生部地域サポートチーム所属。法学部国際関係法学科卒業。ANAあきんど誕生前は九州支社で、旅行会社の店舗セールスやANAを利用した旅行商品造成のセールスに携わっていた。
  • Member 03

    Member03
    藤原 彩愛(2016年入社)
    国際販売部販売サポートチーム所属。商学部経営学科卒業。団体顧客の座席管理業務を通して、路線収入の最大化を目指している。修学旅行や社員旅行の対応が多いという。
  • Member 04

    Member04
    佐々木 大輝(2016年入社)
    営業統括室販売企画部国際統括チーム所属。政治経済学部経営学科卒業。国際販売部で大手旅行会社へのセールスを経験後、ANA台北支店に出向。海外経験で広い視点を身に付けた。
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地域創生から新事業開発まで
多彩な領域で先頭を走る。

――― みなさんは今、どのような仕事に取り組んでいらっしゃいますか?

加藤
ANAあきんどの創設と同時に地域創生部に異動しました。自治体や地域事業者の皆様とともにさまざまな地域課題に取り組んでいます。主に欧米からの誘客を軸としたインバウンド事業に携わっています。コロナ禍でストップしていた外国人観光客の姿も次第に街で見かけるようになりましたが、自治体のインバウンドに関する公募事業に企画を提出しながら地域創生に寄与すべく日々切磋琢磨しています。加えて地域サポートチームの一員でもあるので、沖縄エリアの支店と連携しながら各地における地域創生事業への取り組みも担当しています。
藤原
国際線における団体顧客の座席管理を行う「グループデスク業務」に携わっています。担当するのはハワイやアメリカ本土の路線。旅行会社経由で修学旅行や社員旅行などの問い合わせを受けた後、座席管理や料金調整などを行うというのが主な仕事となります。国際線は国内外の航空会社と競合しており、ライバルが多いのが難しいところです。コロナ禍の影響を直撃した分野でしたが、キャンセルだらけだった2020年とは変わり、ようやく案件数も増えてくるようになりました。
佐々木
ANAの国際線の販売に関して、旅行会社を担当する販売部を取りまとめています。私は北米・中南米エリアを担当しており、収入計画や販売方針の立案、旅行運賃の策定といった広い視点の仕事に取り組んできました。たとえば、旅行会社向けの運賃を決める際、適切な価格を算出するためにも、販売部内はもとより、旅行会社と向き合う藤原さんたちや、ANA本社、パートナーである海外の航空会社など、さまざまな関係者の間に立って調整をし続けています。
田鍋
事業開発部の一員として、新規事業の立案と推進を任されています。「航空」と「地域創生」という2つの柱を持つANAあきんどですが、長きにわたって発展していくことを考えれば、それ以外にも利益を生み出す新しい種を探し続けなくてはなりません。弊社が長年にわたって連携している自治体との関係性の中から探ってみたり、まったく異なる企業と提携してみたりして、部内の一人ひとりが自由にアイディアを出しながら、新規事業を探っています。

社会的インパクトの大きな案件にも挑戦
会社の可能性を切り開き続ける

――― 印象に残っているプロジェクトを教えてください。

加藤
観光庁が行っている「看板商品創出事業」で、沖縄県のとある町の特産品に関する企画提案に挑戦しました。支店担当者と議論を重ねながら自治体が抱える課題を深掘りした上で、どうすればその地域が潤い、多くの観光客が訪れる持続可能な観光地になれるのかを必死で考えました。多様なアイデアをまとめて形にしていく難しさはありましたが、チームで作り上げた企画が採択され、職場の仲間から「おめでとう」と声をかけてもらえたときは達成感や喜びを感じました。
藤原
グループデスクに異動した2019年度、ホノルル線において1月の閑散期での団体獲得に向けた取り組みを始めました。販売など他部署との連携が不可欠でしたが、関係者が密に連絡を取り合ってキメ細かな対応を実践しました。私自身、旅行会社からの団体に関する問い合わせを受けるたびに「ぜひお願いします!」とコミュニケーションを図って対応していました。その甲斐あって他航空会社と同料金の回答だったとしても「電話をくれたから推しますね」といった声が旅行会社からかかり、受注に繋げることが出来ました。結果として、大幅な受注増加に成功。地道なコミュニケーションの積み重ねが成果につながると実感しました。
佐々木
コロナ禍直前、国際線は右肩上がりの業績を残していましたが、2020年以降は一気にストップ。新規予約の発生もなく、キャンセル処理ばかりしている時間が続いたものの、ようやく今、回復傾向になり始めています。コロナ禍の印象的な出来事として、私がANA台北支店に出向していた際、運休が続いていた当社便の運航再開に携わった経験があります。現地の企業や在外公館などと掛け合って、大々的に運航再開を告知していましたが、その中で、「やっと戻ってきた」と感慨深い気持ちに包まれました。入社して6~7年の間に、最高の時期と苦しい時期を経験できたことは大きな財産になったと思います。
田鍋
現在取り組んでいるプロジェクトが印象に残ると思います。進行中の案件の為、具体的なテーマを申し上げることはできませんが、ANAあきんどの強みを活かして、国内に留まらず海外マーケットも視野に入れたビジネスを模索しています。ゼロベースで作り上げていく為、関係各所から情報収集をしてますが、これまでの社会人経験でゼロベースの案件を作り上げて行く経験は無かった為、今後の社会人生活でも印象に残っていくプロジェクトになると思います。
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主体的に行動することで
達成感ある瞬間を迎える。

――― 仕事の中で感じるやりがいを教えてください。

加藤
入社して5年間は福岡で旅行会社へのセールスに携わっていましたが、ANAあきんど創設からは地域創生という新しい仕事にチャレンジしています。仕事内容が変わっても「どうしたらお客様が喜んでくれるのか」「どうしたら売上が伸びるのか」を試行錯誤するという部分は、パートナーが旅行会社であっても、企業や自治体であっても共通しています。苦心して生み出したアイデアにより、その先にいるお客様が喜ぶ顔を意識しながら働けることがやりがいです。
藤原
競合が多い国際線でANAが存在感を発揮するためにも、旅行会社から他社の情報を収集し、その情報をもとに本社との調整を図りながら、納得いただける提案を繰り広げています。さまざまな工夫を重ねているだけに、なんとか無事に受注できたときの達成感は大きいですね。ホノルル線は2階建て機のエアバスA380「フライングホヌ」を運航していますが、1つの学校を丸ごと運べるので一気に100名単位の団体客を調整することも。スケールの大きな仕事にも携わることもできています。
佐々木
やはり自分が担当している便が満席になったときが嬉しいですね。以前はアジア地区のセールスを担当していましたが、販売に苦しむ路線もありました。そこで、旅行会社とともに共同プロモーションを行って旅行商品を販売したところ、販売計画を大幅に上回る成果を達成しました。観光客が現地を訪れれば、現地の観光産業に雇用が生まれ、経済的にも様々な方向に効果が波及します。裾野が広い産業であり、社会への影響力が大きい仕事に携わっていると改めて感じた案件でした。
田鍋
新規ビジネスを生み出す仕事は、なかなか経験できません。決められたことは何一つなく、自分から動かない限り物事は前に進まないため、自営業者のような感覚で仕事に臨んでいます。新規事業を立案する上で個人のアイデア力や伝える力が重要である反面、「一人で仕事は完結しない」とも感じさせられています。実際、自分の知識や経験では限界が生じる場面に遭遇したとき、これまでに築いた人脈によって助けられることが多々ありました。新規ビジネスを成し遂げる熱意を関わる人たちにいかに熱意を伝染させるか。その点が重要だと感じています。

ANAあきんど誕生で
チャンスが大きく広がっていく。

――― ANAあきんどの誕生をどのように受け止めていますか?

佐々木
ANAあきんどとなる以前から全国33の支店は地域の自治体や企業などと強固なネットワークを形成してきました。地域創生の取り組みは以前も実施していたとはいえ、支店によって温度差があったかもしれません。しかし、ANAあきんどに生まれ変わったことで、全社で取り組むべきことが明確になり、社員の働くマインドに変化が訪れた気がします。
加藤
ANAあきんどが誕生してから、より明確に地域に向き合っていこうという姿勢に変わりましたね。2年前は「地域の特産品をPRする」といった企画に携わるとは想像もしていませんでした。
田鍋
これからは日本の中の地域創生に留まらず、海外の地域創生にもかかわっていくのではないでしょうか。コロナ禍の終息後には多くのチャンスが訪れるでしょうから、しっかりと準備していきたいですね。
藤原
若手のキャリアアップがしやすくなったとも思います。もともとチャレンジしやすい会社ではありましたが、ANAあきんどとなってからは、やる気があれば上に行ける仕組みをさらに整えていく気概を感じます。
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自己研鑽を重ね続けることで
未来のANAあきんどの扉を開く。

――― これからの目標や夢を教えてください!

田鍋
北京にあるANA中国統括室に出向して中国全体の戦略立案に携わり、ANAあきんどとして行うべき海外の地域創生を進める土台を作り上げたいです。また、コロナ禍で採用停止する時期が長かったことから、人材採用や育成などにも挑戦したい気持ちもあります。その一環として「あきんど人財アンバサダー」に立候補して、人財育成の計画立案から実施にまで携わっています。
加藤
地域創生事業がスタートしてから日も浅いので、今も“産みの苦しみ”を感じながらあるべき姿を模索しています。地域創生事業をいっそう深めていくためにも、アンテナを広く張って情報収集し、自分のものとして吸収していきたいです。また田鍋さんとともに「あきんど人財アンバサダー」としても活動しています。社員たちがANAあきんどで働くことに誇りを持ち、楽しくいきいきといられるような会社づくりに貢献したいと思います。
藤原
今の仕事を深めていくべく、米国路線に留まらず、全エリアを経験していきたいです。複数のエリアの状況を知っていれば、固定観念に縛られず、お客様目線での業務が実践できるはずです。将来の目標はグループデスクのチーフへの昇格。そのためにも経験したことのない案件には積極的にかかわり、チーフ不在時には私が率先して代わりにサポートしていこうと思っています。
佐々木
長期的な視点では、ANAあきんどを「観光コンサルタント集団」に進化させたいと思い描いています。今後、日本のあらゆる要素が海外との繋がりなしには発展できない時代に突入しますが、観光産業も例外ではありません。私自身、これまでに培ってきた国際線業務経験を活かしながら、インバウンド・アウトバウンドを問わない観光地の魅力を発掘していくつもりです。
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